梅田ダンジョンに気をつけろ!
おおよその位置関係を下調べしておく
大阪に住み始めてまもなく、ぽーさんが梅田に連れて行ってくれました。
そう、あの、梅田です。
JR大阪駅があり、阪急梅田駅、阪神の梅田駅があり、西梅田の駅があり、東梅田の駅がある大阪の中心の梅田です。もう、これだけで、混乱するよね。
でも、大丈夫です。名前はいろいろですが、みんな『梅田』にあります。どの駅間も上の地図でわかるように徒歩で行ける距離です。
大きな目印になるような建物の位置を、大阪駅を中心に頭に入れておくと、なんとなくわかりやすいです。
地元民も迷うから遠慮なく尋ねてみる
来た当初、全然、大阪のことを知らなかったきーちゃんでしたが、地元民のぽーさんが一緒なので、安心して、そして油断して梅田の街をを歩きました。
その帰り道のことです。
ぽーさんは浮かれてキョロキョロしている私にこう言いました。
「もう、梅田はわかったよね?次からは一人で来てね。」
え?今日、初めて、1回案内してもらっただけだよね?
もう、教えてくれないってこと?
「はあ・・・」
とりあえず、返事をしましたが、どうしょう?全然覚えてないよ?と心細かったです。
でも、みんなすぐに梅田の街を理解できるから、そう言ってるんだと受け止めて、次からは紙の地図を買って、下調べをして、それでも迷いながら梅田での用事をこなしていました。
その後、調べてみると梅田はネットでは「梅田ダンジョン」と呼ばれるほどに複雑な街なのでした。
約2年くらいたったころでしょうか、パートに行っていた先での地元民のオバちゃんたちの会話で知ったのは、地元民のおばちゃんですら、梅田は迷うという、恐ろしいところだということでした。
迷ったら、人に聞くのも手です。わかれば教えてもらえます。ただ、詳しい人に当たればよいのですが、そうじゃない人もいますから、案内所が見つかれば、そちらのほうが正確です。
梅田の地下で迷ったら地上へ
梅田は地下でほぼつながっています。おおまかなところで大阪駅から『ルクア』『ルクアイーレ』、『グランフロント大阪』『ヨドバシカメラ』につながり、『大丸梅田店』『阪神』『阪急』のデパートや、ホテルやビルの地下同士と『ホワイティ梅田』と『ディアモール大阪』という地下街で繋がっています。これらにつながる通路状の地下街もあって、複雑さを産み出しています。大阪駅前ビルが第1から第4まであったり、阪急3番街やヘップファイブなんていうのもあって、もう、どう行くのが一番近道なのかはまだマスターできていません。
地図で下調べ、スマホでググり、それでも、最初の頃は地下で迷って、グルグル歩き回って、何べんも『ホワイティ梅田』の東の果て、「泉の広場」へ出てしまったり、地上まで出て位置を確認したりしました。1度行った所なのに、再びたどり着けなかったりもしました。
なかでも、一番困ったのが、ヨドバシカメラの建物へ行けないことでした。
大阪駅から出て、地上から行こうとしても、ヨドバシのビルは見えているのに、ぐるりと辺りを見回しても車道が取り囲んでいて、横断歩道も、歩道橋も見えません。大阪に来た当時は、これは何かの陰謀に違いないと思っていました。見えているのに行きつけない…罠。
結局、一度地下に降りていくのが正解でしたが、その地下に降りる階段も最初はわかりませんでした。
今は大阪駅のグランフロント側から、直接ヨドバシにつながる通路ができて、つながったので、ラクラクで行けますのでご安心下さいね。
見えているのに行きつけないヨドバシの罠は解消されましたから、迷ったら、一度、地上に出ることをお勧めします。地上に出て、ぐるりと見渡せれば自分の位置を把握しやすいです。
大阪の人の流れ
梅田の地下の複雑さは拡張工事やなんやかやで、段差があったり、スロープ状になってつながったりしているので、よけいにわかりにくく、さらに人の流れがごちゃごちゃで、ぶつからないように歩かなければなりません。
普通の通路ではおおよそ流れがあるのですが、広場状になっているところでは、右からも左からも、斜め前からも斜め横からも、人が歩いてきます。さらに大きな柱があるので、もう、まっすぐは歩けません。
また、大阪は基本的に左側を歩く人が多い気がします。エスカレーターも、今は歩かずに立ち止まって乗りましょうと言われていますが、左側を歩く人用に開けてあります。その辺も他所から来た人間には戸惑うところかもしれません。
去年でしたか、梅田の福島方面へぬける地下道で、ご婦人に道を尋ねられました。そのご婦人は私と同じ年くらいで歩いている方向からして、梅田ダンジョンを抜けて来られたようでした。
片手にスマホを持って、あるホテルの場所を聞いて来られました。そのホテルはご婦人の進行方向とは反対側でした。心の中では
「手に持っているものは何かな?」
と思いつつも、なんだか、他人に聞きたくなる気持ちもわかるような気がして教えてあげたきーちゃんでした。
無事にたどりつけたのでしょうか。